ハイドロキノンの美白効果と副作用

ハイドロキシンの効果

女性にとって最大の敵ともいえるのが「シミ」です。特に、30代を過ぎた頃からの化粧はシミ隠しのためといっても過言ではありません。そんなシミに効果のある美白成分が「ハイドロキノン」です。ハイドロキノンはイチゴ類や麦芽、コーヒー、紅茶などにも含まれる天然の成分です。

実は、ハイドロキノンは写真の現像などにも使用されており、現像作業をしていた人の肌が白くなったことで、美白作用のあることが発見されました。

海外では40年も前から美白化粧品に使用されていましたが、日本では管理上の理由から、従来医師の使用のみが認められていました。それが、2001年の薬事法(現、医薬品医療機器等法)の規制緩和により、日本でも化粧品への使用が可能になりました。

ハイドロキノンの美白効果

ハイドロキシンの美白効果
ハイドロキノンの美白効果は美白成分として化粧品によく配合されているビタミンCやアルブチン、コウジ酸と比べて、10~100倍となっています。それは、以下の効能があるからです。

メラニン色素を生成するチロシナーゼの働きを抑えます。

紫外線などの刺激を受けると、チロシナーゼという酵素の働きが活性化します。実は肌を黒くするメラニン色素の生成にはこの酵素が影響しており、分泌されたメラニン色素が沈着することでシミができます。ハイドロキノンがチロシナーゼの働きを抑制することで黒色のメラニン色素が生成されず、それが美白へとつながります。

メラニンの生成工場であるメラノサイトを減少させます。

ハイドロキノンはシミの基となるメラニン色素を生成するメラノサイトそのものを減少させる効果があります。メラノサイトが減ればシミができにくくなります。

還元作用によって色を薄くします。

ハイドロキノンの大きな特徴には、一度酸化したメラニン色素を還元する効能があります。つまり、沈着したメラニン色素をほぐすことで、色が薄くなります。

ハイドロキノンの効果の出るシミと出ないシミ

ハイドロキシンの効果あるなし
シミを防ぐハイドロキノンですが、全てのシミに効果があるわけではなく、機能が発揮されないシミもあります。

効果の出るシミ

ハイドロキノンの効果が発揮されるのは皮膚の浅い部分(基底層から表皮側)にできたシミです。以下のシミに効果が出ます。

  • 老人性色素斑
  • 薄い茶色や濃い茶色をしています。シミの形は不定形で、米粒ほどの大きさのものから5cm程のものもあります。シミの境界線がはっきりしているのが特徴で、面ではなく点々と発生します。主に、紫外線が影響しています。

  • 炎症性色素沈着
  • ニキビや脱毛、虫刺されなどによって何らかの炎症が起き、それを改善にするために分泌されたメラニン色素が沈着したものです。

  • そばかす(雀卵斑)
  • 直径数ミリ程度の小さくて薄いシミが、広範囲に散らばったようにできたものです。子供からできるシミであり、形が円ではなく、三角や四角になっています。

  • 肝班
  • 頬骨あたりに茶色や灰色など、様々な色のシミが左右対称にできたものです。比較的高年代になってからできます。

効果の出ないシミ

肌の奥深く(真皮)まで沈着したシミには効果が出ません。以下のシミが該当します。

  • 脂漏性角化症
  • シミの色は肌色や茶色、褐色、黒褐色など様々になっています。イボのように盛り上がっており、ホクロのようにも見えますが、ホクロより硬く、ザラザラしています。

病院で処方されるハイドロキノン

病院のハイドロキシン
ハイドロキノンクリームは皮膚科や美容皮膚科、美容外科で処方してもらうことができます。病院での診療には以下の特徴があります。

保険の不適用

シミの治療は病気やケガの治療ではないため、保険は適用されません。シミの治療は美容目的となるため、費用は自費負担となります。クリームは院内で調合する場合もあれば、メーカーから取り寄せている場合もあります。病院で処方されるハイドロキノンクリームの価格は一般的に、5g当り2,000~3,000円度です。ただ、それよりも大幅に高い価格になっていることもあります。

診察代を別途負担

皮膚科で処方してもらう場合は、クリーム代金とは別に、初診料や診察代、処方料などがかかります。料金は通常1,000~3,000円です。

定期的な通院が必要

医師にハイドロキノンを処方してもらうと、市販の化粧品のような安全規制がないため、医師の判断の下に高濃度のものが使用できます。高濃度のハイドロキノンはかぶれなどの副作用が起こりやすくなるため、定期的に通院しながら使用する必要があります。

長期保存が無理

ハイドロキノンクリームは基本的に長期保存ができないため、開封後は冷暗場所などに保管して早めに使い切るようにします。酸化したハイドロキノンは効能が無くなるだけではなく、かぶれなどの副作用を起こす危険性があります。

市販のハイドロキノンクリームの選び方

市販のハイドロキシン
市販のハイドロキノンクリームも様々な種類のものが販売されており、自分の求める効能によって選ぶものが変わってきます。

安全性

市販されているハイドロキノンクリームの配合濃度は多くが1~4%となっており、一般的に1~3%の濃度のものが安全性が高く、刺激が少なくなっています。初めて使用する人や敏感肌の人はこの範囲のものから始めるのが適しています。また、1~3%の濃度であれば、副作用も起こりません。

即効性

濃度が4%以上になると効果が早く出ますが、人によっては赤みが出たり、ピリピリとした刺激を感じるケースがあります。なお、4%以上の濃度のハイドロキノンクリームを使用する場合は、肌に合うかどうか、パッチテストを行ってから使用した方が無難です。

お試しセット

市販のハイドロキノンクリームの中には、お得な価格のお試しセットを提供しているメーカーがあります。効果の有無の確認や、肌への適合性をチェックするためにも、有効に活用すべきです。

ハイドロキノンクリームの副作用

ハイドロキノンクリームの使用中に副作用の起きることがあります。以下のような副作用が出たら使用を中止し、病院で診てもらうことが肝心です。

赤み・炎症

ハイドロキノンは刺激が強い成分であるため、体質に合わないとアレルギーを起こす場合があります。また、ハイドロキノンは安定性が悪いために酸化しやすく、さらなる刺激成分ができることで、肌にダメージを与えます。使用期限の過ぎたものの使用は厳禁です。

シミの変色

ハイドロキノンを塗布したまま長時間紫外線にあたっていると、シミの濃くなることがあります。従って、ハイドロキノンの使用中は十分な紫外線対策が必須です。また、ハイドロキノンを使用すると肌が敏感になるため、通常よりも紫外線の影響が強く出ます。

白斑の出現

ハイドロキノンは美白効果が強いために、濃度の高いものを長期間使用し続けると、ハイドロキノンを塗り込んだ部位が白く色抜けすることがあります。濃度が5%以下であれば白斑の出ることはありませんが、それ以上の濃度の場合は、長期に使用するのは避けた方が賢明です。

ハイドロキノンクリームの正しい使い方

ハイドロキノンは美白効果が高いために肌への作用が強く、一般的な美白成分に比べると副作用の危険性が高くなっています。ハイドロキノンが美白成分として、厚生労働省に認可されていないのはそのためです。

使用前にパッチテストをしたり、使用期限を守ったり、長期間の使用を避けたりして、正しく使うことが大切です。また、ハイドロキノンクリームを使用している時は、UVケアも欠かさないようにします。

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